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2006年 11月 Vol 3, No 11
目覚め・高次のセンター ・最愛の者・神
現在に存在する copyright © Fellowship of Friends, Inc.

現在に存在する状態を見つける

現在に存在する衝動を持つこと自体が一つの達成ですが、それは最初のステップにすぎません。次のステップとしてすばやく学ぶべきなのは、その衝動に従って現在に存在する状態を自分の中に実際に見つけることです。

現在に存在する状態を見つけるというのは、感覚、思考、または感情にしがみつくことではありません。これが意味するのは注意の分割という言葉のない状態を取り戻し、それを気づきの目前にしっかりともたらすことです。これは単純なことのように聞こえます (実際に単純です)。しかし実行するのは困難です。なぜなら、現在に存在する状態が生じる可能性がある場所には空想がたえず溢れ出てくるからです。ようするに、空想しながら同時に現在に存在することはできまないのです。

現在に存在する状態に接近したときと遠く離れているときで段階はさまざまですが、意識の第二の状態ではどの段階でも、複数の<私>のでたらめな空想により、意識状態が純粋さをある程度失っています。第二の状態では現在に存在する状態に接近したときでも、空想というヴェールが完全に取り除かれることは決してありません。

そのヴェールを振り払って純粋に現在に存在する状態にたどり着くとき、それが第三の状態の始まりです。そして最も重要な問題は、どのようにしてそこに至り、より頻繁にそこにとどまるかという問題です。ここにワークする<私>の役割があります。なぜならワークする<私>には、注意を分割して空想を追い払うという特別な能力があるからです。ワークする<私>の仕事は、空想を追い払うと同時に現在に存在する状態をサポートすることです。

私たちのティーチャーであるロバート・アール・バートンは最近ワークする<私>についてこう述べています。「ワークする<私>は、現在に存在する状態を見つけます。そしてひとたびそれが見つかると、今度はそれを維持するためにできる限りのことをします。ワークする<私>はデリケートで差し迫った嘆願を口にし、現在に存在する状態を生み出そうとします。たとえばワークする<私>は心の中でこんなふうに言うかもしれません。『空想を捨てろ、現在に存在しろ、現在に存在しながら見ろ、現在に存在しながら聞け、現在に存在しながら動け。』つまりその時々の状況に応じたワークする<私>です。

現在に存在する状態をサポートする方法として、ワークする<私>は見つかった宝物を粗末に扱わない、またはそれを支援するという知恵も持っています。



関連した引用

空想に陥るのは実に簡単です。現在に存在する状態に入るのはきわめて困難です。
ロバート・アール・バートン

祈りを真に心で学んだ者は神と面と向かって語り合う。
梯子のジョン

探し物を見つけたなら世界を捨てて気にかけるな。
ハフィーズ

心を解き放ち弓より放って標的 −ブラフマンをすばやく見出せ。
ウパニシャッド

想起する修練を積んでいたとしても、最初はヴェールの背後に自身を見出すだろう。ヴェールを振り払った後にやってくるもの、それが現在に存在する状態である。
クシャイリ

あなたの求めるものは非常に高価で、見出すこといや近づくことさえ困難なものである。
ラーラ

これ以上迷うことなくただ最愛の者のことのみを思え。この宝に勝る価値あるものはない。
カビア

それを見出したならあなたはもう他には何も求めはしない。
ルーミー

エジプト、カルナックからの浮き彫り、ファラオとアムン。


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